時計仕掛けのアボカド

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映画『キャロル(CAROL)』について

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eiga.comより


念願だった『CAROL』!観てまいりました。ネタバレOKの方は下へ………



あらすじ

1952年のニューヨーク。デパートでアルバイトをするテレーズ(ルーニー・マーラ)は、娘へのプレゼントを探すキャロル(ケイト・ブランシェット)に応対する。優雅で気品に満ちた美しさを誇るも、謎めいたムードもある彼女に魅了されたテレーズ。彼女にクリスマスカードを送ったのを契機に、二人は会っては話をする仲になる。娘の親権をめぐって離婚訴訟中の夫と争うキャロルと恋人からの求婚に思い悩むテレーズ。そんな中、彼女たちは旅行に出掛けるが……。

http://movies.yahoo.co.jp/movie/キャロル/354600/より










対比的な魅力をもつ2人が、スクリーンに出ずっぱり。とても絵になっていました>_<

キャロル、美しい‼︎

テレーズ、かわいい‼︎ 

映像美に関しては、もっと深いこだわりがあるそうですよ。配色や、時代を感じさせるアイテムなどなど………ここでは割合させていただきますが。


ストーリーとしてはキャロルとテレーズ、2人の成長物語ですよね。

 キャロルという金髪の美しい夫人は、実は離婚協議中。娘の親権を巡って夫ともめています。そんな中、テレーズとの情事が録音されてしまい………。


この時代、性的マイノリティーの風当たりは相当なもので、キャロルのように心療内科へ行かされたりと………つまり、同性愛は、“病気”の時代。



  そんなキャロルは、自分の信じる愛を認められず、夫には美しいだけの飾り物として扱われる。つまり、不幸なんですね。

 いい服を着て気品のある振る舞い、魅力的な微笑みからして、誰もが羨む女の幸せを手に入れているかのようでありながら、とても不幸な女性なのです。

 ゆえに、



心に従って生きなければ、人生は無意味よ。



というキャロルのセリフは、そんな彼女だからこそ、観ているこちら側としてはグッとくるものがあります>_<



 一方テレーズ。おんざまゆげなまえががキュートな彼女は、自分の心が分からないということをちゃんと分かっている(!)という、ごく普通の若者です。誰だってそんな時期ありますよね。


とりあげるとしたら、 例えば、

●ランチのメニューを決められなかったり

●キャロルと夫とのイザコザにあった時は、大好きなキャロルのために何をしてあげたら良いのかがわからず、悔しくて泣いてしまったり、

●写真家への道に迷いがあったり

●〝とりあえずイエス″と言ってしまうクセがあったり


とは言っても、

●ボーイフレンドには、自分の望みと相手の望みの違いをズバッと言って、ばっさりきったり

●おもちゃ売り場の店員が被るサンタの帽子を、注意されるまで被らなかったり(ここのやりとり、すごく好き笑)

 

 真面目でまっすぐなところも笑

そういうとこが、きりっとした眉と目に表れているようです。

 だから、前に記述した彼女の未熟さというのは、若さです。若さゆえの未熟さなのです。


 

  旅の後に2人は、それぞれの道へと一歩踏み出します。


 キャロルは、夫や弁護士の前でテレーズとの関係を認め、親権を夫へと譲りました。

  娘を手放したくない。でも、自分は「病気」だから、幸せにしてあげられないだろう。むしろ、自分がまず幸せにならなくてはいけない。そのための選択を、彼女は選択したのです。

 自分はまだ子どもを持たないので、母親が子どもと離れ離れになるという辛さは分からないのですが、娘と離れたくないというストレートな望みを劇中で言っていましたし、なんといっても、自分の望みより、娘の幸せを優先させた、勇気ある決断に………あれ、目から汗が(*_*)


そしてテレーズは、新聞社へ勤務。写真家の夢へと一歩前進といったところでしょうか。

 テレーズはラストのシーンが見どころです。(キャロルのことばかり熱く語ってる事の言い訳じゃありませんよ!笑)

 ラスト、キャロルとテレーズが再会します。洒落たレストランのテーブルに向かいあい、キャロルがテレーズに、一緒に暮らさないかと誘うのです。テレーズはこの誘いを断ります。

 そのあと、テレーズの知り合いが来て、彼女をパーティに誘いました。キャロルに、行くべきよと念を押されたのもあって、その誘いにテレーズは“イエス”。 車窓からのキャロルの姿を横目に、パーティへと向かうのですが………………。

  



 でもやっぱり、パーティを抜け出してキャロルの元へと急ぐのです。自分の望みが分からないと言っていたテレーズが! 



 なぜキャロルを追いかけたのか?やっぱり一緒に暮らそうと思い直したのでしょうか。いや、そうではなく、わたしはテレーズが、キャロルとまた会いたいという思いが高じてとった行動だとみてとりました。だって、キャロルの誘いにはちゃんと“ノー”だったのだから。

  


 そして、出会った時のように、多くの人がごったがえすなかに、2人はお互いを見つけ、見つめ合う、、、というところで、 幕が閉じます。

 



 この映画、同性愛モノとはいっても、「レズ」という単語は一切でてきませんし、彼女たちを汚く罵る言葉もでてきません。あえて取り上げるなら、テレーズの元カレの言う「女学生かよ!」でしょうかね。それでも大分可愛らしいと思いませんか?笑 キャロルの夫ですらその事について、彼女の傷つきそうなセリフは言いません。言った方があのキャラとしては自然なような気さえする………

だからでしょうね、


この映画全体、


ひたすら美しい(´Д` )


エレガンス(´Д` )



この言葉がふさわしいでしょう。

(ライムスター宇多丸さんもおっしゃっておりましたが、ほんまそれ!)

2人のこの美しい関係を邪魔する要素なし。

むしろ引き立たせるそればかりです。観ている間、エレガンスな世界に連れて行ってくれるでしょう。





あとちらっと言ってみると、キャロル役のケイト・ブランシェットは、『ブルー・ジャスミン』でもリッチなマダムでしたね。似合うんでしょうなぁ〜と思ったけど、彼女と同じくらい大物の女優さんときたら、リッチなマダムが似合って当然やん?笑 とか思ったり。

 やっぱりこう、女が惚れる・憧れちゃう、ある種の女性っていうのは、中に“男”を飼っていてですね笑 それを他者に感じさせてしまうんですよ。何気にケイト・ブランシェットの顔立ちからして、全然男でもイケそうだと思いませんか笑 お化粧したり、ヘアスタイルを女性らしくしているから分かりにくいし。そうだと言いづらいけど、あえて言うなら! 





 ライオンに似てる笑





ライオン→動物の王様→王様→男←!





無理矢理かな笑



テレーズ役のルーニー・マーラ

なんだか、セーラームーンみたいだと思ったけど笑(反応したあなた、同世代!)それはいいとして、彼女が出た映画を二本みてるんですね。『ソーシャルネットワーク』そして『ドラゴンタトゥーの女』。前者はマークザッカーバーグの彼女役、後者はパンクファッションに身を包んだ天才ハッカー

 この2つの役どちらも、キャラクターを際立たせる“強さ”が特徴的なんですね。

ハッカーの方の役のそれは、見たまんまなのですが笑、彼女役の方は、こう、きりっとしているんです。“可愛い”という形容詞が、なんだかしっくりこない。気高いというか。

 そういう役がきっと、彼女の持って生まれた目の力とうまくマッチするのでしょう。まっすぐで、真面目。人柄ってやっぱ顔に出るんでしょうか。



 じゃあなぜ、ルーニーを“可愛い”と思ってしまったのか。







 ケイトの隣におったからでしょうね笑



ケイトの隣におったらルーニーも可愛い子猫ちゃんに思えてくる。ケイト、ライオンやし、、、






以上! 『CAROL』でした‼︎

読んでくださってありがとうございます。

キャロルのことばかり書いちゃったのは、タイトルに免じて許してください(^^)